真っ白の外壁に木の引き戸、 少し中を覗くことができるガラスも組み合わせたファサードから、 何のお店なのかとよく尋ねられるというKさん宅。大切な家族であるワンコたちに生涯寄り添ってもらえるトリミングサロンをコンセプトにしたトリミングサロン兼住まいである。

「犬が好きで、ひたすら愛することができる職業を考えたらトリマーでした。早くに独立して店舗を借りて経営していましたが、家賃を払うより建てたほうがコストも抑えられます。家を持ちたいという憧れもあり、女性でも好きな仕事をして家を建て、自由に生きられるんだよということも伝えられたらと思いました」。

初志貫徹により夢を叶えられたKさんの日常は、白を基調にシンプルにまとめた店舗兼住宅と同様に無駄がなくシンプル。

朝起きるとまずは白湯を口にし、生活をともにする愛犬モジ―君のご飯作りに取り掛かる。瞑想に始まり、ヨガや筋トレを行い、豆乳かプロテインなどのたんぱく質を摂取。ハーブティーを飲みながら身支度をして散歩に行き、帰宅後にようやく野菜スープなどの朝食をとるそう。「モジ―の胃腸が弱く、獣医さんのアドバイスでペットフードに手作り食を取り入れるようになったのを機に、自分の食事も見直すようになりました。食べることは生きることの根源、体は食べ物がつくっているので、なるべく無農薬のものや添加物を使っていないものを選んでいます。

玄米や発酵食品、薬膳を取り入れた食事に少しずつシフトしていきました」。旬の食材を食べて、あとは体を温める食材など、体調に合った野菜をチョイスするという。月に１～２回は断食もして体をリセットすることも習慣となっている。「家を建ててからこの食事スタイルになりましたが、以前より体が軽くなりましたね。お客様にスイーツを頂いた時はもちろんおいしく頂きますし、友達と焼肉屋さんに行くこともあります(笑)」とストイックになりすぎないのもKさん流。

同時にサロンでも、ワンコに合った食べ物のアドバイスも必要に応じて行うようになったという。技術の面においても長年の経験と実績により、ワンコの顔立ちやフォルムから、似合うヘアースタイルがひらめくというKさん。「帰宅後にワンコが疲れていない」と安定した技術とスピード感が口コミで広がり、今では新規のお客様をセーブしているほどで、愛するワンコの生涯のパートナーとしてお客様から頼りにされている。

休日のうち、月に2回は英会話と岩盤浴に行って自分磨きの時間も確保。自宅のプロジェクターで映画を観たり、友人とモジ―君を連れてお出かけするなど、幸せな時間を楽しまれている。「これからもっと発酵食品や薬膳を極めたいです。モジ―と色んな所に遊びにも行きたいですね」とこれからの暮らし方にも目を輝かせておられた。

Locco dog life design
https://instagram.com/locco.dld/
所在地： 滋賀県近江八幡市
OPEN 10:00～／毎週火曜日・ 隔週金曜日 定休日