STYLE OF LIFE
機能的なキッチンで、体にやさしい「食」に
こだわった暮らしを自分のペースで
K邸京都府京都市
無駄のない包丁さばきや見事な手際のよさで、あっという間にポテトサラダや唐揚げなど3品を作ってしまうKさん。
料理が大好きで、職場のカフェではスイーツ作りをすることも。キッチンには、こだわりのゴマや塩、八角などの調味料のほか、ご自身で漬けた塩麹や塩レモン、ラム酒に漬けたレーズンなどが並ぶ。野菜は無農薬のものを選び、味噌やポン酢、マヨネーズまで手作りするという徹底ぶりで、食生活をとても大切に暮らしているのが窺える。
「私の母も何でも手作りしていました。年齢を重ねて、ますます食事の大切さを痛感。仕事もしているので難しいですが、時間を作りながらできる範囲で手作りしています」
以前の家は狭かったこともあり不便なことも多かったが、今回ご主人が幼いころから暮らしてきたご実家をリノベーションしたことで、理想の暮らしを満喫できるように。とりわけキッチンにはこだわって、できる限り広く確保。良く使うお皿や調理道具はサッと取り出せてしまえるようにするなど、見せる収納を兼ねてキレイに整頓できるように作られている。もちろんパントリーも設けて、調理中のKさんがご主人と会話できるように、キッチンはカウンター仕様にした。「ソファが心地よすぎて、カウンターよりソファにいることが多くなりましたが(笑)、どこにいても会話もでき、くつろげますね」とご主人。
オークの床材に加え、天井にも木を張ったほか、壁の一部はヘリンボーン張りに。
木を多く取り入れながら、甘くなりすぎないシックな仕上がりで、緑がよく似合う心地のいい空間に仕上がっている。
「家が広くなり、観葉植物もたくさん飾れるようになりました。チェストを置いたり音響を整えたり、したいことがたくさん。
友だちが来るたびに少しずつ変化のあるおうちにしていきたいですね」
屋上からは京都の街並が一望でき、五山の送り火もすべて見えるという。景色を楽しみながら友人とのBBQを計画するのも楽しみにしている。
- 所在地
- 京都府京都市
- 工事種別
- リノベーション
- 築年数
- 築27年
- 規模
- 地上6階建て(5.6階部分)
- 延床面積
- 約126m²