カーキ色のかわいい塗り壁のOさん宅は、美容室も一緒になった、いわゆる店舗兼住宅。「家を建てるにあたって、のんびりと育児をしながらお仕事ができればいいなと思って独立を決めました」。カットとシャンプーのスペースをそれぞれ用意した美容室空間が、1階に広がっている。インテリアも好きなものを厳選し、お客様をもてなすのにふさわしい、落ち着いた素敵な空間だ。

美容師のお仕事をこなしながら、隙間時間には趣味の編み物や子どもたちのお洋服も作っているという。「麻紐でバッグを作ったり、観葉植物をぶら下げるプラントハンガーなどを作っています」。将来子どもの勉強コーナーとしても使える作業台のおかげで、好きな時間帯に作業に没頭できるようになったとか。観葉植物を飾るのも趣味で、キッチンカウンターに並ぶものはほぼ、以前の家から持ってきたもの。「天井からぶら下げたり、これからどんどん増やしてジャングル化させたいですね（笑）」。

スリット階段が印象的な玄関土間にも、Oさんのセンスで飾られた観葉植物がバランス良くレイアウトされている。サーフィンが趣味のご主人がここでサーフボードを磨いたり、子どもたちが遊んでは、元気よく階段を駆け上がって、また下の子ども部屋に行ったりと、思い思いに過ごせる大切な空間だ。

カフェテーブルを置いてお茶をするなど、より居心地よく使えるように計画中だとか。「友人に同じ歳の子どもも多いので、持ち寄りパーティーはよくしています。プライベートの時間では、これからも友人を招いて楽しく過ごしたいですね」。