街並みという“景勝”を愉しみながら、
豊かさを次代へ継承するための、
ゆとりと開放感あふれる設計提案。
街中で開放的に暮らす贅沢
45坪という限られたスペースの中で、家族がゆったりと暮らす為の空間を確保し、更には外との繋がりをもたらすというのは、なかなか制約の多いものではあります。ましてや、街中の分譲地ともなると、隣家や行きかう人の視線が入りますので、開放的に暮らすというものからは、かけ離れてしまいます。 そこで、思い切ってLDKを2階に設けることで、周辺からの視線を遮り、家の中からは空にのみ視線が抜けるようにプランニングしております。
庭としての大きめのバルコニーには、腰壁を高くすることで外からの視線を遮り、サウナと水風呂を設置し、特別感のある空間にしております。
リビング、ダイニング、キッチン全てが、外へ視線が抜けますので、実際の広さよりも、より広がりを感じて頂けるようになっております。
寝室は、ただ眠るだけの空間とせず、ホテルの一室のようにくつろげて、夫婦時間を楽しめる空間にしています。ラウンジチェアでゆっくりと読書や、テレビボードと一体のカウンターで仕事をしたり、シャワールームを作ることで朝のシャワーも気軽に浴びれるなど「Like a Hotel」の暮らしを実現できます。
こども部屋は必要最低限のスペースにしながらも、カプセルホテルのような籠り感があり、ちょっとしたわくわく感を味わって頂けます。
究極のHOTEL LIKE
家づくりにおいて、2Fはどうしても寝るだけになりがちです。2Fの使い方を工夫すれば家での過ごし方にもっと幅ができ、豊かな時間を過ごすことできるのではないでしょうか。家を取得する年齢は子育て世代真っただ中で、子育て中心の家づくりになってしまいがちです。ですが、子育てする時間はあっという間、子育てがひと段落して子どもたちは子どもたちの過ごし方があり、人付き合いがあります。子育てが終わってからの時間の方が長くなるのだから夫婦がより快適に、豊かに過ごせる家であるべきだと思います。
1Fは家族で過ごすパブリックスペース。リビングからも、ダイニングからも庭と繋がり家族の時間を過ごすことができます。
2Fは個々の部屋を設けた、プライベートなスペース。主寝室は生活感を排除しホテルの客室のように過ごすことができます。部屋専用のサウナやシャワールーム、バルコニーテラスを設けていて夜風に当たりながら晩酌をしたり、ベッドに入りながら、映画鑑賞したりサウナに入り、そのまま外気浴へ。心身ともにリフレッシュさせることでき、非日常だったはずの事も気軽に日常に取り入れる事ができるのではないのでしょうか。
収納や身支度まで楽しくできるように服やカバン、アクセサリーも素敵にしまえるウォークインクローゼットや、パウダールームも設けました。寝る+αの過ごし方ができる主寝室こそ「HOTEL LIKE」といえるのではないでしょうか。
主寝室を充実されることにより、家族の誰かがお客様を招いて1Fを使っていたとしても2Fでゆっくり自分の時間を部屋で過ごすことができます。
コートヤードのある家
住宅地に庭を作ったとしても結局、隣や道路からの視線を気にして外に出れず、せっかくの掃出し窓のカーテンも閉めっぱなしになってしまっているお家が多いのではないでしょうか。今回のモデルは住宅地でもお庭を満喫できるように、コートヤードを設け、そのコートヤードを中心としリビング、ダイニングキッチン、水回りを繋げました。どこからも庭に出ることができるので、様々な庭の使い方ができ、室内側からも外の空間を取り込むことができる為、空間により広がりをもたらしてくれます。
LDKのどこにいてもお互いの気配を感じられる距離感で繋がり合うことができ、雁行させることにより死角ができ、落ち着いた居心地の良い空間になっております。
極力廊下を排除し、通路になるところも空間に取り込み、LDKにより広さ確保しました。尚且つ、そこで住まう人たちが動線でストレスを感じないように、動線が散らばらないように配慮しました。