磁器本来の美しさをカタチに
@光工房 ギャラリー
近江八景でも有名な比良の麓。
細い並木道を通っていくと、職人さんたちが集ういくつかのアトリエがあります。
そこで、焼き物の世界に没頭する職人、河合正光さんにお話を伺いました。
京都府出身の河合さんは宇治の工房で修業され、一人前になるには
およそ10年かかると言われている磁器の道にどんどん吸い込まれていき、
気づけば10年以上修業を積まれていたそうです。
その後独立を決意され、自分の工房を持つ場所を探し求められました。
そんな時に出会ったのが、琵琶湖の美しい景色だったそうです。
そして、1997年に琵琶湖が一望できる小高いこの場所で、
「光工房」をスタートさせます。
磁器本来の白さを保ち、ありのままの作品を作り続ける河合さん。
磁器が窯から出た瞬間が一番“ 楽しい ”と言っておられました。
工房には、素敵な作品がたくさん並んでいます。
仕事終わりでも、工房に籠り試行錯誤を重ねる日々。
『 これが一番 』というモノになかなか巡り合えておらず、
もどかしい気持ちで磁器に向き合われているそう。
ですが、その思いが焼き物を今でも続けられる
信念になっているのではないかと思います。
作品を作るうえで機能美と面白さの両立を意識し、
日々“ いいモノ ”を追い求めておられます。
この考えは私たちの仕事にも通ずるところがあると感じました。
追求心を絶やすことなく燃やし続ける河合さんは、磁器というものに対して
「 磁器は薄くて割れそうだと懸念されがちだが、
薄いからこそ丈夫で長持ちする。 」
「 もっと多くの人に磁器の良さを知ってほしい 」と言っておられました。
皆様もぜひ一度、磁器をその手に取り、
手の中に包み込む“ ここちよさ ”を体験してみてはいかがでしょうか。
お気に入りのひとつにきっと出会えるはずです!
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『 光工房ギャラリー 』
〒520-0501 滋賀県大津市北小松1482-9
℡/ 077-596-0604
E-mail/ masamitu@nike.eonet.ne.jp
営業時間/ 10:00~17:00
※不定休の為、ご来店の際はお電話にてご確認ください。