四季感じる里山で伝統和菓子作り
@寿長生の郷
野洲から車で1時間。大津市の大石にある寿長生の郷(すないのさと)へ。
今回は和菓子づくりを体験してきました!
大量生産が当たり前の時代ですが、ひとつひとつ心をこめて手作りした「日本のものづくり」の良さとその繊細な技術を教わってきました。
約6万3千坪の広大な敷地には植物や風情ある和の建物が点在していて、季節の移ろいと日本の文化を感じられます。
和菓子職人さんにご指導いただき、2種類の生菓子を作りました。
季節によって変わる生菓子。
今月は柿の形をした“練りきり”と“こなし”です。
●こなし
1.濾し器を使って黄色と橙色、2種類の生地を濾します。
2.短冊状になった生地をお箸で丁寧に餡につけていきます。
形が崩れないように優しく持つこと、全体のバランスを見て生地を付けていくことがポイントです。
見た目も鮮やかにできあがりました♪
●練りきり
やまいもが練り込んであり、もちもちとした食感の生菓子。
柿に見立てて形を整えるのがポイントです。
1.白い生地で餡を包みます。
2.一番外側の生地は手につきやすいため、最初に“みつろう”というはちみつでできたオイルを塗ります。
3.1で作った餡を橙色の生地で包んでいきます。この時、人差し指と親指で丁寧につまんでいくのですが、簡単そうで難しく、器用さが必要な作業です。
薄すぎず、厚すぎず、包むときの生地の配分も大切。楕円形に少しつぶして柿のように形を整えます。
4.柿の“へた”の部分を作ります。
緑色と茶色、2色の生地を適度に混ぜながら練り込んでゆき、四方を指でつぶして形成します。これが“葉”の部分になります。
これをくっつけて完成です♪
細かいところにそれぞれの個性が出ておもしろいです!
最後に、抹茶と作ったお菓子を美味しくいただきました。
これから紅葉の季節。お茶室もあるので景色を楽しみながらお茶とお菓子をいただくのもおススメですよ♪